体験談:子連れ宿泊新祖谷温泉ホテルかずら橋(Hotel Kazurabashi)ケーブルカーで雲海天空露天風呂と秘境奥祖谷観光

この記事は子連れで徳島県の新祖谷温泉に旅行した体験談を基に記載しています。




もくじ
新祖谷温泉(Shin Iya Onsen)へのアクセス
日本の秘境温泉地の新祖谷温泉へのアクセスは
電車:JR土讃線大歩危駅からバス約15分
車:徳島自動車道井川・池田IC下車後国道32号線大歩危(おおぼけ)経由約45分
車がなければ不便なところですが、秋なら紅葉も綺麗な場所ですので、出かけてみてください。
新祖谷温泉ホテルかずら橋(Hotel Kazurabashi in Tokushima pref.)
徳島県の吉野川の支流祖谷川に観光名所として海外からも訪問客が多い【祖谷のかずら橋】があります。
かずら橋とはシラクチカズラを主な材料としてかけられた橋のことであり、国の重要有形民族文化財に指定されています。
この地域は平家の落ち武者伝説の残る地域でもあります。
そのかずら橋の近くに新祖谷温泉があり、1988年に開湯された新しい温泉地になります。
その中の【ホテルかずら橋】はケーブルカーに乗って天空露天風呂に入りに行く温泉があり、温泉に浸かりながら、自然豊かな祖谷の地を眺めることができるので日帰り入浴客、宿泊客に非常に人気がります。
また、朝には雲海が発生しやすい地域でもあるので宿泊される方は朝風呂もおすすめです。
いざ天空露天風呂へ
それでは、ホテルかずら橋の天空露天風呂へご案内します。
ケーブルカーの乗り場は3階中庭にあります。
ケーブルカーに乗って温泉に行くなんて、子供はもちろん大人でもなんだかワクワクしてきます。
ここでしか体験できないので記憶に深く刻まれることでしょう。
このケーブルカーは2000年5月に新設されたようです。
ボタンを押してエレベーターのように到着を待って乗車します。
結構急勾配の坂をゆっくりと登っていきます。
こんな上に温泉をわざわざ作るなんてなんでやろ?と考えているとすぐに到着しました。
子供にとっては露天風呂までケーブルカーで移動するエンターテイメントに面白さを感じているようでした。
温泉口の乗降口です。
天空露天風呂に入った後に、ここで無料で休憩をすることができます。
中は燻されていて少し煙たいですが、虫が寄ってこないので虫の嫌いな方にオススメです。
冷水機にお茶が入っていますので自由に飲むことができます。
景色はすごく綺麗でのどかです。
車が走る音が時々しますが、鳥のさえずりと風の音、流れる雲を見ていると心がすごく落ち着きました。
温もり溢れる祖谷郷土料理
天空露天風呂で汗を流して、気持ちをリフレッシュしたところでお待ちかねの夕食を囲炉裏端で味わうことができます。
川魚アマゴのお刺身や鮎の塩焼き、郷土料理のでこまわしや祖谷蕎麦などが楽しむ事ができます。
でこまわしとは里芋、こんにゃく、豆腐を串に刺して柚子味噌を表面に塗って焼き上げている田楽になります。
名前の由来は阿波浄瑠璃のでこ人形に似たよう形からきているそうです。
祖谷郷土料理のでこまわしと鮎の塩焼き
祖谷蕎麦を食べながら一献。少し短めの蕎麦でしたが、美味しく頂きました。
天空露天風呂からきているのかな。
若女将が歌う《祖谷の粉挽き唄》
夕食時に若女将が祖谷の民謡を歌ってくださいました。
とても優しく美しい歌で癒されました。
徳島の郷土料理に舌鼓を打ちながら聴く祖谷の民謡は趣きがありました。
余談ですが、香西かおりさんが2017年2月に民謡のカバーCDを発売されていました。
夜のかずら橋
かずら橋は毎晩19時から21時半までライトアップされています。
昼間とは違ったかずら橋はとても幻想的な姿を見せてくれますので、かずら橋付近に宿泊される方は是非とも見て頂きたいです。
但し、夜は通行はできませんので、橋のライトアップを見るだけになります。
このツアーに参加できるのがホテルかずら橋に宿泊されている方のみになります。
夕食後希望者は玄関前に集合してホテル従業員がかずら橋迄送迎してくださいます。
お化けが出るというよりは神聖さを感じました。パワースポットなのかな。
琵琶の滝
かずら橋ナイトツアーでは、かずら橋のすぐそばにある琵琶の滝の見学もできます。
水温が冷たくて昼間以上にマイナスイオンに満ちているのではないかと思うほどに神聖な感じがします。
滝の音と水しぶきで本当に癒されます。
夜の琵琶の滝
昼の琵琶の滝
ホテルかずら橋にて就寝
お部屋はベットが二台に、畳部屋に布団を敷いていただきました。
子供がいると畳部屋の布団はとても重宝します。
昼のかずら橋
徳島県の観光名所として有名な祖谷渓にある「祖谷のかずら橋」を渡って歩く為にやってきました。
かずら橋は日本三大奇形橋の一つです。(ちなみに他の二つは、山口県錦帯橋、山梨県猿橋)
昨夜は橋まではナイトツアーで来て見学だけでしたが、実際にこれからかずら橋を渡ると思うとドキドキしてきます。
このドキドキを楽しむために国内外から多くの観光客が朝から来られていました。
先に通行料を支払います。一方通行なので怖くても最後まで渡りきるしかありません。
いざ渡り始めると、結構な人数が渡りますので正直かなり揺れます。
自分のタイミングで揺れるのではなく、他人が歩くことによって揺れるために予測ができないので結構スリリングです。
真ん中から吉野川支流を見ますが結構涼しくて爽快感があります。
奥祖谷二重かずら橋
かずら橋は一つじゃないことをご存知でしょうか。
有名なのは上記の祖谷のかずら橋ですが、奥祖谷に別のかずら橋があるのです。
祖谷のかずら橋に対してこちらのかずら橋は奥祖谷二重かずら橋と言われています。
場所的には祖谷のかずら橋から車で50分くらい走った上流にあります。
こちらの二重かずら橋は交通が不便な事もあって人もまばらですが、橋のしたに降りて川の流れを側で感じることができるので、祖谷のかずら橋とまた違うワクワク感があります。
アクセスは良くないですが、まさに秘境のかずら橋ですので行く価値は十分にあると思います。
祖谷のかずら橋は一方通行でしたが、奥祖谷の二重かずら橋は何度も渡ることができますし、人が少ないので写真を落ち着いて撮ることができます。
また、少人数ですので渡っている途中にふざけて揺らす輩もほぼいないですので安全に渡ることができます。
3つのかずら橋??2つじゃないの??
通行料を支払って、奥祖谷二重かずら橋の入り口のサインから降りていくと橋の標識が見えてきます。
ここで頭が???となります。
どうして二重かずら橋なのに標識は3つなの???何野猿って???と戸惑います。
実際に男橋、女橋、野猿と渡っていきます。
山道を下りていくと最初に見えてくるのが男橋です。
祖谷のかずら橋よりも小さいかずら橋ですが、その分余計に揺れる感じがしてドキドキします。
それもそのはずで、祖谷のかずら橋はワイヤーでしっかりと補強していますが、奥祖谷のかずら橋は最低限の補強しかされていないので、その分スリル感が増します。
山道を下りていくと女橋が見えてきます。
先程の男橋よりもさらに小さくなったかずら橋です。
女橋の真ん中から男橋を見てみると男橋の下に川の流れが見えてその川の水色と樹木の緑と青空の綺麗な色彩が見ることができてとても良い景色です。
女橋を渡り終わると野猿が見えます。
野猿って何???がようやく解決します。
それを見た瞬間、ここは忍者の里かと思うような人力ロープウェイが見えてきます。
確かにこれがあれば濡れずに素早く渡れるし、かずら橋を渡ることが怖い人でも容易に対岸に着くことができます。
当然、子供は野猿に興味を持って何回も乗ろうとしますが、ここは人力ロープウェイなので何度も引き寄せると体力の消耗が激しいのでほどほどにしましょう。
子供は当然待つだけ、親が筋力を使って引き戻します。
親の苦労子知らず(笑)です。
子供は何度も乗りたいとアスレチック気分なようですが、体力的にしんどいので2回まで。子供にとっては本当に楽しい野猿です。
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