体験談ポルトガル旅行:リスボン市街地へアクセス簡単。脱ツアーおすすめ安い格安観光地

この記事はポルトガル首都リスボンに旅行した体験談を記載しています。
もくじ
リスボン空港から市街地へのアクセス
リスボン市街地はウンベルト・デルガード空港(旧名リスボン・ポルテラ空港)から近いのでアクセスがとても便利です。バス(€4)で30分、タクシー(約€10)で10分で市街地まで行くことができます。
ロシオ広場(ペドロ4世広場)
街の中心バイシャ地区にある広場です。
ロシオとは公共の広場という意味だそうです。
リスボン観光の目印にもなり、多くの方がここを起点にされています。
ロシオ駅から近いので、鉄道・地下鉄・トラムの移動がしやすいです。
夜は噴水や建物もライトアップされて、昼間とは違った雰囲気を楽しめます。
この公園には初代ブラジル国王のドン・ペドロ4世の銅像があります。
華やかな公園ですが、昔は公開処刑の場所だったり、闘牛なども行われていた場所だそうです。
サンタ・ジュスタのエレベーター
1902年に造られたバイシャ地区とシアード地区を結ぶエレベーターでカルモ通りにあります。
世界最高齢の方が116歳なので、その方が誕生される前にもうエレベーターがあったんですね。(2019年4月現在)
エレベーターにお金を払って乗るわけですが、20分程並びました。(笑)
エレベーターの中はシックで、風情があり乗ってよかったと思いました。
エレベーターは45mで鉄製でできていますので100歳を超えていますが頑丈です。
展望デッキからはリスボンの街が一望できますのでおすすめです。
カステラ・ド・パウロ
ポルトガル人宣教師が長崎でカステラを広めたことは歴史の授業で習ったと思います。
コメルシオ広場の東側にある可愛らしいお店でした。
このお店の店主のパウロさんは長崎県の松翁軒でカステラ作りの修行をされて、日本のカステラをポルトガルで提供されていました。
でした。 ‥?
いました。‥?
そうなんです。今はもうないんです。
ということで残念ながらリスボンでは食べられないんです。
でもご安心ください。今は移転され京都の北野天満宮のすぐそばで食べることができます。
でもリスボンで食べたカステラの原型となったと言われているパオン・デ・ローは半熟で絶品でした。
日本のカステラとパオンデローの食べ比べセットをいただきましたがとても美味しくまた食べたいと思いました。
リスボンの泥棒市
アルファマ地区で火曜日・土曜日に開催される泥棒市はとにかく安い。
ビンテージ物の衣類やアンティーク物の食器等が多くありますがどれも安くて見ているだけでも楽しいです。
掘り出し物を見つけに出かけて見てはいかがでしょうか。
ジェロニモス修道院
ジェロニモス修道院はベレンの塔と一緒に世界遺産に登録されています。
朝は団体ツアーで混んでいるようですが、昼からは並ばずに入ることができました。
1755年のリスボン大地震でも被災せず現在も当時の建物を残しています。
建設が開始されたのは1502年にマヌエル1世が着工しました。
完成は19世紀に入ってからということで、日本でいうと文亀2年の室町時代から作り始めた建物ということになります。
マヌエル建築と呼ばれ繊細な彫刻が施された回廊は特に評価が高いです。
当時のポルトガルは大航海時代で香辛料を持ち帰って販売してその売却益で建設費を捻出していたようです。
ベレンの塔
ベレンの塔はジェロニモス修道院と一緒に世界遺産に登録されています。
16世紀にテージョ川河口にある港を守るために要塞として建設されました。
要塞ですが、外観はジェロニモス修道院と同じくマヌエル様式で美しく、あの司馬遼太郎が「テージョ川の貴婦人」と称しています。
2階には大砲が放射線状に配置されており、テージョ川の監視をしていました。
海の上にあるだけに、干潮を利用した牢屋が地下1階に造られており水牢屋として使われていたそうです。
ただでさえ、天井が低く圧迫感がありましたが、ここで水責めされることを想像すると精神的にすぐやられてしまいそうで怖かったです。
発見のモニュメント
1960年にエンリケ航海王子の500回忌を記念して作られたコンクリート製モニュメントで、高さは52メートルもあります。
発見のモニュメントの広場には世界地図が描かれてり、ポルトガルが発見した国の西暦が記されていました。
日本は1541年と記されており、現在の大分県に1541年7月27日にポルトガル船が漂着した年になります。
ここから日本まで航海したと考えるとまさに大航海時代ですね。
この2年後の鉄砲伝来によって戦国時代の戦い方も変わり、時代が動き、今の日本があると考えると一度訪れてほしい場所です。
4月25日橋
1966年に開通したリスボンと対岸のアルマダをつなぐヨーロッパで一番長い吊り橋で長さが2277mあります。
世界最長の吊り橋は明石海峡大橋で3911mなので、約半分強の長さということになります。
瀬戸大橋と同じように、上段が車の往来、下段が電車の往来ができます。
開通当時は当時の独裁者の名前からセラザール橋と呼ばれていたそうですが、1974年4月25日のカーネーション革命(無血革命)にちなんで4月25日橋という名前が付けられたそうです。
リスボンの港町にはやっぱり橋が似合いますよね。
神戸も様々な種類の橋があり風情がありますが、この橋がリスボンをよりおしゃれな街にしているように思えました。
心揺さぶるファド
ポルトガルギターの奏でる音色に合わせて哀愁を漂わせて歌う伝統民族歌謡ファドは旅の締めくくりに是非現地で聴いていただきたいです。
店内は暗く、低い天井で響く歌声はちょっと鳥肌が立ちます。
夜遅くのホテル戻りとなってしまいますので、旅に疲れがあれば先にシャワーを浴びて軽く寝てからでも良いと思います。
国立古美術館
15番系統のトラムに乗ってベレン方面に行くと国立古美術館があります。
1884年に建てられました。
ここには日本から持ち帰られた南蛮屏風がありますのでリスボン観光された際に日本人として是非とも見ておいてほしいと思います。
ちなみに南蛮屏風は2階にありますので時間のない方は2階だけでも行ってみてください。
全部見ていると3時間は必要になりますのでポイントを絞って見ることもおすすめします。
16世紀の桃山時代に狩野内膳が描いた南蛮屏風がありました。
長崎に入港した当時の南蛮船を描いた屏風もありました。
屏風はポルトガル語でbiomboというそうです。
グルベンキアン美術館
日本の漆器の美しさに欲しいと物欲が湧いてしまいました。
さすが石油王のコレクションだなと思いました。
このグルベキアン美術館はアルメニア人の石油王と呼ばれたかルースト・グルベキアンが個人的に集めたコレクションなんです。
古美術館よりも素敵なものが多く、欲しいと思える数が圧倒的にこちらの美術館の方が多かったです。
印籠までコレクションされていました。
歳をとって持っておきたいですね。
使い道はないですが(笑)
ヴァスコ・ダ・ガマタワー
旧万博会場後にあるタワーです。
展望台からはリスボンの港風景が一望できて綺麗です。
また近くのオリエンテ駅にはショッピングモールもあり、お土産を探すこともできます。
鉄道で旅行される方はここで食料やお菓子を調達してから電車に乗ることができるのでとても便利です。
ゴンドラリフトでしばらくの空中散歩ができます。
予想より静かに進み窓が広いのでマリーナなどを上から見ることができて楽しいです。
水族館と隣接していますので、子連れで旅行される方はここで子供のための時間を作ることができます。
リスボンではスリに注意
リスボンには残念ながら、多くのスリがいました。
ということは、はい私もスリに狙われたんです。
幸い、被害にはあわなかったので良かったのですが‥(汗)
多いのはトラムの中です。
私もトラムの中で被害にあいかけました。
観光客が多くのる車内に、現地の人と思われる人が3人乗ってきて私の正面と左右に一人ずつ立ちました。
正面の方がトラムの揺れに合わせて、私にぶつかってきました。
そんなにもたれかかるほどの揺れではないと思った時でした。
右手にいた男性が私のズボンのポケットの財布を取ろうと手だけ動かしていました。
その場で、手でブロックしましたが、男性なので女性であれば怖くて固まってしまうかもしれません。
トラムに乗るときは、注意して乗車するようにしてください。
その3人が下車後、当時血気盛んな私は写メを右手にいた人物をとりました。その後追いかけてきて危なかったことは言うまでもありません。
旅の思い出が後味の悪いものになりますのでスリには十分に注意してください。
翌日は女子大生がリュックサックを背負ってトラムに乗っていて、地球の歩き方を車内で読んでいて、リュックサックから物を取ろうとしているスリを見つけました。
日本語でスリが狙っていると大声で伝えて、被害はなくその女性に感謝されましたが、リュックの紐が緩められていたようで危なかったです。
今はスマホを見ている方が多いので、注意散漫になります。
そのような方はスリで狙われやすいことを認識してください。
旅を良いもので終わらせるための自己管理を徹底してください
家族旅行を安くする方法
家族との旅行はたくさんの思い出を作れるのと同時に家族の絆を強くすることができる良い機会ではないでしょうか。お金があればもっとたくさんの旅行に行けるのにとあきらている方がもしいらっしゃれば下記記事をご参考頂ければ幸いです。